石の上にも5年
Patient men win the day
千葉大学に奉職して、5年8か月が過ぎた。これまで無我夢中で走ってきたが、決して順調な走りだったとは言い難い。
ペース配分も考えず闇雲に走ったり、給水を取り損ねたり、誤った道に入り込んだりと、迷走を繰り返してきた。その度毎に「棄権」という文字が頭をよぎったが何とかここまで走り続けてきた。沿道には常に変わらぬ学生達の応援があった。
そんな今、大切な「通過点」を走り抜けた感がある。
5年の歳月が流れていた。
「石の上にも3年」
辛抱して努力すれば必ず報われるという教えである。不器用な私の場合、どうやら5年はかかるようだ。
かつてのように辛抱を美徳としなくなった現代の我が国にあって、この教えは時代遅れのようにとられる風潮もある。終身雇用制度は崩壊し、転職も当たり前の時代になった。
私の周りにも転職組はたくさんいるし、そういう私自身もそうだ。
ここで何かを批判するつもりは毛頭ない。
ただ、私は転職をする際にこだわってきた、そしてこれからもこだわっていくことがある。
それは、退職時、その仕事に「誇り」を感じるに至っている、ということである。
これからも私の人生のマラソンは続く。
「誇り」に至る「通過点」を感じながら。
