追い出し会

Turn-out party

ゼミ春合宿が無事終了した。例年3月の卒業式前後に行っているもので、最終日の夜は、卒業生祝賀会、通称「追い出し会」と決まっている。

最初に、在校生から卒業生へ向けての出し物から始まる。 
劇あり、歌あり、シモネタありと、毎年笑いの渦と化す。最後はほろっとお涙頂戴をねらってくる。

次は、卒業生から在校生と私に向けての出し物。
こちらも劇あり、歌あり、(さすがに最後はかっこよく決めたいのかシモネタはない。(笑))と、工夫を凝らしてくる。
この頃になると、私は涙を堪えるのに必死だ。

そして、最後は我ゼミ伝統の行い事で締めくくる。
全員が輪になって、卒業生一人一人に対し各々の想いを言葉にして贈る。その後、卒業生からの言葉に続き、私の説教と献盃で締めくくる。
私が亜細亜大学奉職時代から続けてきた仕来りだ。

今年度卒業生は12名、これまでで最も人数が多い。
一人目の献盃が終了したとき、「今年は朝までかかるね。」と、誰かが半ば冗談で言ったことが現実となった。最後に「追い出し」たゼミ長・竹石良輔との献盃が終了したとき、朝食の時間を回っていた。
皆放心状態だった。

眠い目をこすりつつ、酒で頭がぐるんぐるんになりながらも、一人一人を送り出す。言葉を贈るときは、皆正座する。

今の若者たちに、この仕来りは理解し難いことかもしれない。
実際ゼミに入りたての1年生あたりは、
「正直どうしてここまでつらい思いをして先輩を送り出すの?」
と思っている者もいるであろう。
しかし、この伝統を変えたいと申し出てくるものは一人もいない。むしろ、皆、この伝統を誇りに思い、自分の「追い出し」の日を待望するようになる。
それだけの魅力がこの仕来りには存在するのだ。

さあ、1年後は君の番。2年後は君だね。。。

卒業おめでとう!

2002年4月
#032 追い出し会
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