やっぱり休暇は必要!

I need vacation, as I expected!

今月思い切って約2週間の休暇を取り、南部アフリカ諸国を旅した。
千葉大学に奉職してから3年半、新婚旅行を除いて「バカンス」と呼べる休暇をとったのは始めてのことだ。教員という職についてつくづく感じるのは、公私を分けるのが非常に難しいということだ。
愚痴ではなく3年半働きづめだった。自分なりに一所懸命やった。
今回は自分へのご褒美のつもりで出かけた。

13年ぶりの南部アフリカ諸国は、相も変わらず、自然の雄大さを見せつけてくれた。人間は自然の中の一つでしかありえないことを、アフリカの大地はいとも簡単に教えてくれる。
ボツワナのチョベ国立公園では、たくさんの野生動物を目にすることが出来た。水辺で戯れる象親子の大群、甲羅干しをしている巨大なワニ、水中からぽっかり顔を出し大あくびをするカバの大群。目を陸に移せば、水牛、きりん、鹿達が大地を駆け巡っている。小動物達があちらこちらから出没し、愛嬌を振りまく。最終日には、運良くライオンの子供たちにも遭遇した。
仕事のことなんかすっかり忘れて、童心に帰ってはしゃいだ。

旅の最後は、南アフリカ共和国のケープタウンを訪ねた。21歳から23歳まで過ごしたこの地は、私にとって、第2の「Mother City」である。
この地には、現在大学を休学し、外務省在外公館派遣員として日本大使館に勤務している我ゼミ生・神田延男がいる。
彼との再会もこの旅の大きな目的だった。人を驚かせ、喜ばせることが大好きな神田は、ここでも様々なことを「企んで」いた。私はまんまと彼の企みにはまり、想像を遥かに超えた喜びを味合わせてもらった。
「企み」の中には、亜細亜大学の後輩である吉田完(現在在タンザニア日本大使館勤務中)が、私の日程に合わせてケープタウンに来るという信じがたいこともあった。
「おまえは本当に馬鹿だね」「はい」
私と吉田の会話はこれで充分だった。
感激の連続であった。心から感謝である。

思い出の地を巡り、新しくなった町並みを歩き、様々なことを考えた。毎夜毎夜、大好きな南アの白ワインを飲みながら、語り明かした。
これまた仕事のことなんかすっかり忘れて、彼らとの再会を心から満喫した。

帰国後、当然のように仕事との戦いの日々に戻った。しかし、同じことをやっていても、不思議と新鮮に思える。これが「休暇」の効果なんだなってしみじみ思う。

精一杯働いたら、思いっきり遊ぼう! 

さあ、次の「休暇」に向けて今日も働くぞ!

2000年9月
#013 やっぱり休暇は必要!
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