計画を達成させよう

Carry out your plan

平成12年が始まった。西暦では、2000年代への突入だ。Y2K問題による大きな混乱もなく、家族と幸せに新年を迎えることができた自分の環境に感謝するとともに、飢えや恐怖に脅えながら年を越した世界中の人々の痛みを忘れてはなるまい。

年が明け、毎年恒例の「昨年の反省と新年に向けての目標」のレポート提出をゼミ生達に課した。今年は、樋口健夫氏(三井物産株式会社)から、より具体的に計画を立ててみてはどうか、というアドバイスをいただき、以下の内容を盛り込むこととした。

・「平成12年に行うことを10個」
・「2000年−2004年の5か年計画」

ゼミ卒業生たちにもレポート提出の参加を呼びかけた。一社会人として活躍中の大勢の者がこの企画に参加した。それぞれ味のある興味深い内容で、読んでいるだけでも皆の成長を感じる。

日頃ともすれば毎日毎日繰り返しのような生活を行い、とにかく目の前にある「やらなくてはならないこと」を、ただこなしているようなことがある。あっという間に時間が過ぎ、時が過ぎ、気がついてみれば1年が終わった、なんて年もある。
学生から社会人になった年などは、新しい環境に慣れようと、なおさらのことであろう。

以下は、レポート提出にあたり、卒業生面々のコメントである。

「自分で書き始めて、なかなか10個も出てこず、自分はこんなに夢のない人間だったのか、と悲しくなった」
「小さいことでも書いてまとめることにより、漠然とながら今後どういうふうに実行していこうか、という日々の目標のようなものが思い浮かべられた」
「やはり、毎日漠然と生きるのに比べ、目標を考えるだけだとしても、はりのある生活ができるなあと強く感じます」
「少し考えただけでもやる気が起きてきた」
「数をこなせばいいという問題ではありませんが、自分の近未来を自分の想像の中で膨らませることは、いわば骨組みを作るのと同じことです。土台ですね。これをしっかり持っている人と、将来像を作らない人とは雲泥の差になるだろうと容易に想像できます」

私も全く同感だ。目標を持つことに心地良さを感じるし、やる気も湧いてくる。自ずから、毎日の生活にもメリハリが出てくる。そんなものでないだろうか。
 
しかし、我々の前に立ちはだかる最大かつ強力な壁がある。
それは、「自分自身」である。計画したことを実行することの難しさだ。
ついつい初心を忘れてしまい、弱い自分と仲よくなってしまう。

そこでだ。ゼミ生諸君、卒業生諸君。皆で叱咤激励して、是非「10個の計画」を達成させようではないか。
定期的にチェックを行おう。計画したことは、いつも目に見える場所に貼っておこう。毎朝、出かける前に声に出して読んでみよう。その他良いアイデアがあれば皆にも伝えて欲しい。何気ない小さな積み重ねが、絶大な効果を発揮するものだ。

「成りたい自分」を目指し今年も頑張ろう!

2000年1月
#005 計画を達成させよう
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